Unity用2Dマップエディタ『Nostalgia』をver1.2.0にアップデートしました!
今回は前回に比べて目玉となる機能追加も少ないですが、それでもさらに便利になったと思いますので紹介しますね。
新機能①:頂点カラーのペイント
各頂点に色付けすることでタイル画像を追加しなくてもちょっとした変化を付けられるようになりました。
※頂点とは、Meshを構成するデータで、座標やテクスチャの位置、色などが含まれています。
Nostalgiaではタイルを上下左右に4分割した半タイルの四隅に頂点を持っているため、半タイルごとの塗りつぶしなどができるようになっています。
使い方
- MapのInspectorにあるツールの右側ふたつ、ブラシツールと矩形ブラシツールで塗ることが出来ます。
- 塗りたい色やブラシサイズを指定した後、シーンビューのタイル上でマウスの左ボタン押下で塗っていけます。
- また、shiftキーを押している最中は、範囲内にある半タイルごとにベタ塗りできます。
もちろんメソッドも公開しておりますので、ゲーム中での変更も可能です。
建物の影を地面に落としたり、ちょっとした汚れを追加してみたり、デザインやゲームの幅が広がるかと思いますのでぜひ使ってみてくださいね。
新機能②:Sorting Layerウィンドウ
UnityにはSorting Layer(2Dスプライト用の重ねあわせ順)機能がありますが実際に重ね合わせ順の一覧などはなかったので対応してみました。
表示される対象は、Map、Sprite Renderer、前回ver 1.1.0で追加したSorting Layerコンポーネントの3種類です。
使い方
- 表示するには、メニューの「Window > Sorting Layer」をクリックしてください。
- Sorting Layer名と対象のGameObjectのリストが表示されます。
- 各オブジェクトをクリックして選択(Hierarchyで選択するのと同じ機能)
- チェックボックスはGameObjectのアクティブ切り替え
- 有効アイコン(目っぽいの)は対象のRendererの有効切り替え
ただ一覧を表示するだけでなくプレビューが付きで選択できますので、Hierarychyよりも探しやすくなっております。
(いずれドラッグ&ドロップでのSorting Layer変更にも対応したいと思ってます)
タイルマップを直接使わない場合でも2Dゲームで役立つと思いますので、こちらもぜひ使ってみてください。
今後もNostalgiaは2Dタイルベースのゲームをより開発しやすく&ちょっとした遊び心も簡単に組み込める柔軟なアセットを目指して機能拡張していく予定です!
Unityで柔軟な2Dゲーム作りをしたいお方はぜひご検討ご購入のほどよろしくお願い致します!
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