ゲームを遊んだことがある方であれば、少なからずゲームを作ってみたいと感じたことがあることと思います。
ただ、現在のゲームは開発規模が肥大化しており、1タイトルにうん億円かけたーというニュースも多く出ていますので、妄想したゲームをそのまま形にするには石油王にでもならないと難しいでしょう。
そんな現状、インディーゲーム開発ではあえて少人数で開発運用をやってしまうという、普通に考えたら無理ゲーなことをやっていることになります。
はて、インディーゲーム開発者は石油王なのか・・・
と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
むしろゲーム開発の企画を自分で考えられる点や小回りが利くという少人数ならではの利点に着目し、若干ひもじい思いをしつつもせっせと開発をしているところがほとんどなのではないでしょうか。
かくいうケットシーウェアも・・・
どのようにして開発コストを抑えつつ思い描いたゲームを作っていくか、
ぶっちゃけてしまえば、食べていけるか、生きていけるかが最重要課題になります。
まずは、いくつかパターンがあるかと思いますので、それぞれ考えていきましょう。
- 副業もしくは同人として開発していく安定した収入は就職し仕事をしつつ得、インディー開発は副業または同人活動としてやっていくパターンです。
最も安定して生活はできますが、仕事の影響で時間が取れないなどの問題が発生します。
ゲーム開発初心者はやはり安定収入がある利点のほうが大きいため、これがオススメです。
ちゃんとリリースできるかどうか、それでちゃんと食べていけるのかを考慮するに、思い立って急に退職→開業したところでうまく行くはずもありません。
また、他に収入があるため、それだけふんだんに資金を使って開発できる面があります。
いっそのこと企画&進行管理だけ行って開発は外注というスタイルも可能でしょう。 - 臨機応変に外注するかを切り替えるある程度資金がある場合は、開発期間を短くするには外注がオススメです。
ケットシーウェアの中の人は実はプログラマよりな人なので、正直なところ売れる絵を描く自信がありません(一応絵も描けるプログラマとは思っていますが)。
でもゲームを作りたいとなれば、結局どなたかにお願いするほかありませんね。
そこで、たとえばキャラデザインのイラスト1枚だけ外注してみるとか、資金と相談しつつ外注するのがいいでしょう。
どうしても資金的に厳しい場合は、やはり自分で下手なりにも描いて、とにかくアウトプットすることを優先する感じになります。 - マンパワーに任せる開発力があれば、一番いいのがコレですね。
ただ、1ヶ月あたりの開発コストとリリースまでの開発予算(個人の場合は生活費も含める。これを個人的には寿命とか言ってます)を考慮に入れて、マンパワーに頼った結果予算が尽きた、とならないように気をつけなければなりません。 - ツールを活用する結局はマンパワーとなってしまいますが、外注よりも資金的には安く済み、また自分の技術力の向上にもなるため、外注はちょっと・・・という方もツール関連にはアンテナを張っていくと良いと思います。
特に最近では、ゲームエンジンとよばれる汎用的なゲームエディタが数多く出ています。そのゲームエンジンで使えるデータを出力できる別ツールというのもあります。
1からプログラム覚えて、2Dならドット絵描いて3Dならモデリングしてー、とやっていては何も完成しません。
開発コストを抑えるために便利なツールがどこかにあるんだと思って、ただマンパワー頼りになる前に一度検索を! - 企画を作れる範囲に抑えるある意味当然の話ですね。
なので、企画をちゃんと練る前に開発し始めてはいけません。
可能であれば、開発に必要な技術検証も事前にやっておきたいところです。
特に、これからインディーゲーム作るお!って方は、一旦ちゃんと企画書を起こしてそれが現実的かどうかを判断しましょう。
ざっと思いつくだけ出してみましたが、やはり状況次第で変わってきますね。
これらが参考になれば幸いです。
ちなみに、ケットシーウェアでは、主にツールを活用しての開発スタイルをとります。
ただしゲームエンジンはデータ関連の作成ツールが対応してない場合もありますので、なかなか難しいです。
ひとまず考えているのは、
- AndroidSDK使って直にプログラミング
- 画像はSAIとPhotoShopを併用
- SpriteStudioでキャラ作成
- BISHAMON Personalでエフェクト作成
- TiledMapEditorでレベルデザイン
という感じです。
作ろうとしているのは2Dゲームなので、それが主体となるツール群ですね。
いくつか個人で買うにはお高いかもというツールもありますが、そこも含めての開発予算です。必要なら買ってしまいましょう。
なお、3DだったらUnityというゲームエンジンがオススメです。
自分でエディタも拡張していけるので、技術力さえ伴えばなんでも作れます。
有志の方がMMDのモデルとモーションデータを使えるようにしたアセットを作られているので、開発だけならほぼ無料でできるのはいいですね。
機会があれば、3Dでのインディーゲーム開発についても書いていこうかと思っています。
そういえば、開発コスト抑えるのはわかったけど、儲けってどうやって出すねん。
と思われた方もいると思います。
正直なところ、まだこちらも開発段階でリリースしたタイトルがないため予想としてしか話すことが出来ません。
ただ、市場に出ているゲームのマネタイズについては日々研究しておりますので、また別の記事にて紹介させていただこうかと思っております。
今回は以上です。
ではでは、よりよい開発ライフを!
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